「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の公開前に、劇場版1作目を振り返る
「一番好きなポケモン映画は何ですか?」
いきなりですが、子どもの頃の夏休みの思い出って、何がありますか?
海、お祭り、花火大会などでたくさん遊んだって人もいると思いますし、スポーツや習い事に打ち込んだって人もいると思います。
でも、やっぱり夏休みといえば
「劇場版ポッケトモンスターですよね!」
そんな劇場版ポケットモンスターなんですけど、最新作「ミュツウーの逆襲 EVOLUTION」が、2019年7月12日に公開されることが決定しました。
で、少し気になるのは今回のタイトル。劇場版1作目とほぼ同じなんですよね。これが何を意味しているのか大変興味深いですが、新しい映画の情報もまだ少ないですし、今回は劇場版1作目「ミュウツーの逆襲」のおさらいをしたいと思います。
ミュウツーの逆襲とは?
ミュウツーの逆襲は、1998年7月18日に公開された劇場版ポケモンの第1作目です。
国内での興行収入は76憶円で、この記録は21作目になっても今だ塗り替えられず、1位の座に輝いています。
ファンの中にはこの作品が、劇場版ポケモン最高傑作だという人も多く、20年経った今でも多くの人に愛されています。
ミュウツーの逆襲のあらすじ
幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を元に、ロケット団により戦闘能力などを強化され人工的に作られたポケモン・ミュウツーは、その不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。
やがてミュウツーは自分を造ったロケット団を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。
一方、旅を続けるサトシ達の前に、一通の招待状を携えたカイリューが現れた。招待状は謎の女性の姿を映し出し、優秀なトレーナーたちをポケモン城へ招待したいと説明する。サトシはすぐさまポケモン城へ向かうことを決め、招待状のYESの欄にチェックを入れる。突然嵐で荒れた海を渡り、ポケモン城へたどり着いたサトシ達は、そこで同じく招待状によって招かれた三人のトレーナーと出会った。
だが、サトシ達が受け取った招待状は、ミュウツーが計画する罠「人間たちへの逆襲」の始まりでしかなかった。サトシを初めとするトレーナー達は強大な力を持つミュウツーや彼が作り出したコピーポケモンの前に歯が立たず、より強いコピーポケモンを作ろうとするミュウツーに手持ちのポケモンを奪われてしまう。一方その頃、サトシを追ってポケモン城にやってきたムサシ・コジロウ・ニャースは、城の地下に広がるコピーポケモンの製造所に迷い込み、そこでコピーポケモン達が作られる過程を目の当たりにし、幻のポケモン、ミュウの存在を知る。ミュウツーに捕まったポケモン達はサトシによって解放され、人間への復讐のために関係の無い者を巻き込むミュウツーに憤ったサトシ達は彼の元に向かう。
そんな中、ミュウツーの前に彼のオリジナルであるミュウが現れる。自分の「本物」であるミュウに敵意を露にし、「本物」であるミュウと「コピー」の自分のどちらが強いかを決めようと戦いを挑むミュウツーに、ミュウはある提案を持ちかける。それは、自分達だけでなくコピーポケモン達とそのオリジナルのポケモン達を戦わせることで「本物」と「コピー」のどちらが強いかを決めるというものだった。
「こんなん読めねーよ」って人にざっくり説明すると
・幻のポケモン(ミュウ)から人工ポケモン(ミュウツー)が生み出された
・いろいろあって、ミュウツーは人を恨むようになっていった
・そしてある日、主人公(サトシ)のもとに謎の招待状が届く
・しかしそれは、ミュウツーが人間に復讐するための罠だった…
って感じです。
ここまでで何となく思った人もいると思うんですよ。
「あれ、ポケモンなのに話重くね?」って。
ミュウツーの逆襲の魅力
この映画の魅力って、子どもの頃でもまあまあ楽しめるけれど、大人になってから見ると話の内容が理解できるようになり、さらに楽しめるところだと思うんですよ。
この作品には、
「勝手に自分を生み出し、利用した人間への恨み」
「自分が何のために生まれて、これから何をしていけば良いのかという葛藤」など
おおよそ子ども向けとは思えないようなテーマが描かれています。
実際、この話を小さい子が見ても、話しがよく理解できず、なんか怖かったって思い出だけが残ると思うんですよね。(僕がそうでした)
ただ、後の作品にはない物語の深さが、「ミュツウーの逆襲」最大の魅力であり、今でも多くの人に愛されている理由だと思います。
まとめ
今でも多くの人に愛されている「ミュツウーの逆襲」。今度の映画にどのように関わってくるのかはまだ分かりませんが、気になった人は予習として見てみるのも良いかもしれません。
ちなみに、僕は「水の都の護神ラティアスとラティオス」という映画が一番好きです。
おしまい
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